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ゆとり世代じゃなくてもゆとりと煽るのはいかがなものか

Yahoo!ニュースをチェックしていたら、こんなニュースがあった。


「生意気」と歩行者3人はねる=殺人未遂で作業員逮捕-埼玉県警

道路を歩いていたグループのうちの男性3人をひき殺そうとしたとして、埼玉県警所沢署は8日、殺人未遂容疑で所沢市美原町、建設作業員衣斐昂容疑者(23)を逮捕した。同署によると、「道路を広がって歩いていたので注意したら、生意気な口をきかれ頭にきた」と容疑を認めている。

逮捕容疑は7日午前1時40分ごろ、所沢市緑町の市道で、運転していた普通乗用車を22~23歳の男性会社員3人に後方から衝突させ、殺害しようとした疑い。2人は頭や腰に打撲などを負い、1人は右足を捻挫した。

(時事通信10月8日)



この記事に対するコメントにこんなものがあった。



まさにゆとり
注意されるような非常識をやってた側もそうだし
キレてひき殺そうとする短絡的な方も


加害者も被害者も確かにゆとり世代だが、それを世代で括る事に前々から疑問を抱いていた。


 

ちょっと別の事件の話をしたいと思う。


3日前、女性に首輪を付けて監禁して死亡させたというニュースがあった。


同居女性(31)に犬用の首輪をつけて室内に監禁したとして、青森県警は5日、青森市八ツ役、トラック運転手桑野貴志容疑者(38)を逮捕監禁の疑いで緊急逮捕した。

女性は死亡した状態で見つかり、県警は遺体を司法解剖して死因などを調べる。

発表によると、桑野容疑者は同日午前11時頃~午後7時25分頃、自宅アパートで、女性に首輪を付けて鉄製ワイヤで台所に固定し、半径2メートルほどしか身動きできない状態にして監禁した疑い。首輪は外せないように鍵がかけられていた。2人は1年ほど前から一緒に暮らしていたといい、捜査関係者によると、桑野容疑者は「女性が暴れないように自分が首輪をかけた」と認めている。

(読売新聞10月5日)



首輪で監禁したというセンセーショナルな事件が世間を賑わせている。


で、だ。


容疑者は38歳でいわゆる「氷河期世代」なのだが、どういうわけか「これだから氷河期世代は」という論調にはならない。


50歳が横領をしても70歳が隣人を殺害しても、世代を代表して貶されることはほとんどない。



世代で区切りたくなる気持ちはわからないでもない。
生きてきた時代背景が違えば、考え方や行動様式が違う。
上の世代から見れば、若い世代は宇宙人に見えることだろう。


さらには、マスコミが面白がって世代で区切って記事を書きたがる。
特に、ゆとり世代は今新卒社員。
仕事に慣れない拙さを面白おかしく書き立てる記事は多い。


こういった記事が多い理由に、今の若い世代が好戦的ではない上に数が少ないから批判しやすいのがあるという。
また、女性や障害者などには権利を主張する団体があるが、若者にはそういった団体がないというのも大きな理由だ。



僕自身、ゆとり世代の数コ上なので「ゆとり世代」と言われる謂れはない。
だが、そんなことはお構いなしにゆとり世代に仕立て上げられる事が多い。


ゆとりと煽る方には、ゆとりが何歳から何歳の世代かなんて興味もないのだろう。
「バカ」と「アホ」を本来の意味で使い分ける人などほとんどいない。
同じように「ゆとり」を深く考えて言う人などほとんどいないのだ。


文句を言いたい人というのは、相手の一番嫌がる言葉で責めたいもの。
その点、「ゆとり世代」という言葉は便利だ。
バカやアホよりはちょっとだけ品があり、しかも相手によく突き刺さる言葉なのだから。



どの世代にしても非常識な人間というのは一定の割合いるが、誰もそんな事を勘案したりはしない。


他の世代の考え方を理解する義務がないので、表面的な事で10を知ったつもりになりがちだ。



いつの時代も若者は批判の矢面に立たされる運命にあるという。


今の若い世代が“良い歳”になった時は、その時の若い世代を批判するのはやめようじゃないか。


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